写真に写った案内文や、スクリーンショット内の文章を手入力したくないときは、iPhoneの「テキスト認識表示」を使える場合があります。画像の文字を選択し、メモなどへコピーする方法を紹介します。
対応端末と設定を確認する
Appleの公式案内では、テキスト認識表示にはiOS 15以降を搭載したiPhone XS、iPhone XR以降が必要です。端末、言語、画像の状態によって利用できる範囲が異なります。
- 「設定」を開きます。
- 「一般」→「言語と地域」を開きます。
- 「テキスト認識表示」がオンか確認します。
項目が見当たらない場合は、機種やOSに対応するAppleの案内を確認します。設定を変えても、すべての画像の文字を認識できるとは限りません。
写真やスクリーンショットの文字をコピーする
- 「写真」アプリで、文字が写っている画像を開きます。
- 文字の部分を長押しして選択します。認識ボタンが表示される場合は、それをタップして文字を選べる状態にします。
- 選択範囲を調整し、「コピー」をタップします。
- 「メモ」など貼り付け先のアプリへ移り、ペーストします。
- 元画像と貼り付けた文章を並べて確認し、誤りを直します。
「すべてを選択」を使う場合も、写真内の無関係な文字まで含まれていないか確認してください。表や複数の段組みでは、貼り付け後の順序を読み直すことが重要です。
認識されないときに見直すこと
- 文字が小さすぎないか、ピントが合っているか。
- 反射、影、斜めの撮影で文字が見えにくくなっていないか。
- 元画像があるのに、縮小済みの画像を使っていないか。
- 対応する設定と端末で操作しているか。
紙の資料なら、明るい場所で正面から撮り直すと、読み取りに適した画像を用意しやすくなります。文字だけ欲しいのか、書類全体をPDFとして残したいのかでも方法を選びます。後者ならiPhoneで紙をスキャンしてPDFにする方法を参照してください。
誤認識を確認するコツ
長文を一度に確認しようとせず、見出しや段落ごとに原画像と照合します。特に次の箇所は、似た形の文字や記号の取り違えに注意しましょう。
- 数字の0と英字のO、数字の1と英字のIやl。
- 小数点、マイナス記号、桁区切り、単位。
- メールアドレスやURLに含まれる記号。
- 表の行と列、注釈、本文と見出しの順序。
これらは確認すべき例で、当サイトが実測した誤認識率ではありません。画像内の文章をコピーできても、内容自体が正しいかどうかは別に確認が必要です。
画像の文字コピーとPDFのOCRは別の作業
この方法は、写真などから文章をコピーするためのものです。複数ページのスキャンPDFに検索可能な文字層を付けたり、書類のレイアウトを保ったまま編集可能にしたりする操作ではありません。PDF全体を扱うならスキャンPDFのOCR・文字コピーを使い分けます。
AIへ渡す場合も、コピーの途中でページ、表、脚注が抜けていないか確認してください。重要な資料の要約はPDF要約と原文照合の方法を参照し、認識結果だけで判断しないようにします。
個人情報を貼り付ける前に
写真を送らなくても、コピーした文章に氏名、住所、電話番号などが含まれることがあります。貼り付け先と共有相手を確認し、必要な部分だけを使いましょう。電話番号の認識結果から直接発信する場合も、番号が合っているか先に確認します。

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