旧約聖書の終末預言を読み解く:エゼキエル・ダニエル書とは?
旧約聖書には数々の終末預言が記されています。その中でも特に重要視されるのが、エゼキエル書とダニエル書です。
この2つの書は、現代の預言研究・陰謀論・終末思想においても大きな影響を与えています。
🔶 エゼキエル書とは?
エゼキエル書は、バビロン捕囚時代に預言者エゼキエルが書いたとされる書物であり、神の幻視・裁き・復活が中心テーマです。
- 主な預言内容:
- 神の戦車(ケルビム)によるビジョン
- ゴグとマゴグの戦い(終末戦争)
- イスラエルの再統一と新エルサレムの出現
特に「ゴグとマゴグの戦い」は、世界最終戦争(ハルマゲドン)の前兆とされ、ノストラダムスやババ・ヴァンガの預言とも関連づけられることがあります。
🔶 ダニエル書とは?
ダニエル書は、バビロン王に仕えたダニエルが、夢や幻視を通じて未来の王国や終末を預言したとされる書です。
その内容は極めて象徴的で、黙示録的要素を多く含みます。
- 主な預言内容:
- 金・銀・青銅・鉄の四つの王国の預言
- 「小さな角(リトル・ホーン)」=反キリストの予兆
- 終末の封印:最後の7年間(70週の預言)
「小さな角」は後の多くのキリスト教預言解釈で反キリストの登場と解釈され、現代の世界指導者と結びつけられることもあります。
🔍 エゼキエルとダニエルの共通点
- どちらもバビロン捕囚という歴史的背景を持つ
- 象徴的・幻視的な描写が多く、黙示録的世界観を形成
- 終末に向かう世界秩序の崩壊と再構築を預言
この2書は、新約聖書の「ヨハネの黙示録」や現代の予言者たち(エドガー・ケイシー、ジャンヌ・ディクソンなど)のビジョンにもつながっています。
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※本記事の内容は宗教的文書および予言研究に基づく考察であり、特定の宗教思想を推奨するものではありません。
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