聖マラキの予言とは?ローマ教皇の終末リストと最後の審判

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⛪ 聖マラキの予言とは?ローマ教皇の終末リストと最後の審判

中世アイルランドの大司教である聖マラキ(Saint Malachy)は、「ローマ教皇に関する予言」で世界的に有名です。
その予言は約900年も前に記されたとされ、112人の教皇を暗示するラテン語の短い句で構成されています。

現代では、最後の教皇が現れることで「キリスト教世界の終末」が訪れるという解釈もあり、カトリック界でも賛否が分かれる重要な予言となっています。

📜 聖マラキの人物像と生涯

  • 本名:マラキ・オモーガー(Maelmhaedhoc O’Morgair)
  • 生年:1094年ごろ
  • 死去:1148年
  • 出身地:アイルランド・アーマー
  • 役職:アーマー大司教、アイルランド教会の改革者

聖マラキはアイルランドの教会改革に大きな功績を残した人物で、聖ベルナルドゥス(クレルヴォーのベルナルド)と交流がありました。
彼の信仰心と神秘体験は数多く語り継がれ、死後すぐに聖人(カトリックの聖者)として崇敬されました。

🔮 「聖マラキの予言」とは何か?

「預言書」とされる文書のタイトルは、『De Prophetia Sancti Malachiae Archiepiscopi, de Summis Pontificibus』(聖マラキ大司教による最高位教皇たちの予言)。

この文書には112人分のローマ教皇の象徴的なモットー(ラテン語句)が並んでいます。最初の教皇は1143年の「セレスティヌス2世」とされ、そこから数えて現在の教皇が最後の予言に該当する可能性があるとされています。

📌 主な予言内容と的中例

この予言には「◯◯な教皇」といった具合の簡潔なモットーが記されており、歴代教皇と照らし合わせると驚くほど一致するとされる例もあります。

  • 教皇ヨハネ・パウロ2世(264代):「De labore solis(太陽の労働)」=彼は日食の当日に生まれ、同じく日食の日に死去
  • 教皇ベネディクト16世(265代):「Gloria olivae(オリーブの栄光)」=平和を象徴し、彼の即位は安定を意味したと解釈される。
  • 教皇フランシスコ(266代):「Petrus Romanus(ローマのペテロ)」=予言上最後の教皇。この後に神の審判が訪れると記されている。

このように、一部のモットーは歴史的事実とリンクしているとされ、「預言的的中」とする声が少なくありません。

⚠️ 本当にマラキ本人が書いたのか?偽書説と真偽

「聖マラキの予言」は、彼の死から450年後の1595年に出版されました。
このため、「実際には16世紀に作られた偽書」という学説もあり、カトリック教会も正式には預言として認めていません

ただし、出版以降に登場した教皇たちのモットーとその実像が、予言と一致しているように見えるケースがあるため、「予知能力の証拠ではないか?」と信じる人も多く存在します。

🌍 「最後の教皇」フランシスコと終末論

現在の教皇フランシスコ(在位:2013年〜)が、「聖マラキ予言」の112番目の教皇=最後の教皇とされており、終末論や黙示録的解釈が噴出しています。

モットーの内容は:

「ペトロ・ローマヌス(Petrus Romanus)」
「迫害の中、ローマのペテロが教会を統治する。彼の死後、大審判が下される。」

この予言により、「フランシスコの死後、キリストの再臨や審判が始まるのでは」という憶測も広がっています。

📘 今後の研究と関連情報

🔚 まとめ:信じるか否かはあなた次第

「聖マラキの予言」は、その的中率や構造から深い謎と魅力に満ちています。

たとえ真偽は不明でも、そのメッセージは今を生きる私たちに「自分の信仰・人生・世界の行方」について考えるきっかけを与えてくれます。

最後の教皇は本当に現れたのか?
人類は今、予言が示す「岐路」に立っているのかもしれません。

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